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日記野郎

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サンフレ絵日記とか、サイエンスの国のありす4コマとか、新谷明弘のblogです。




Detroit: Become Humanのこと。 [ゲーム]

アンドロイドが主人公というこのゲーム。
舞台は2038年のデトロイト。
自動車で発展した街であり、一方自動車産業が成熟してしまった21世紀では景気の悪いイメージも。
なるほどね。アンドロイドにふさわしい都市だな。

アンドロイド会社の捜査員であるコナー、芸術家の爺さんの世話をしているマーカス、失業者の親父の家でメイド仕事をするカーラ。
3体のアンドロイドの視点で進んでいく物語となっている。
CGの不気味の谷。それを越えたグラフィックだから、より迫ってくる物語。


そして選択肢が色々出てくるのだけども、明らかなバッドエンド以外に
「さあ、選択するがよい」と物語が続いていく。
他の人がどの選択をしたのかが気になる物語。
クリアした人同士で、お互いの物語を語りたくなる作りになってるのよね。
なるほど。

アンドロイドの立ち位置は、アメリカにおける黒人差別の歴史の繰り返しに見えてしまう。
まあそこはね。

それなりに幸せそうな扱いを受けているアンドロイドも居る。
だけども、「自由」の価値を知ってしまうのよね。
そしてただそれだけの為に、どれだけの犠牲を払うべきかが問われてくる。

アンドロイドを処分するシーンは、やっぱりナチスの強制収容所のイメージが。
これもやっぱりね。

アンドロイドだから成立できたシリアスなテーマが見え隠れします。
倫理観が問われてくるわけで、そこに確固とした正解がない。でも選択をしなくてはならなくなる。
常に問われ続ける。それを受け入れ続けることが誠実な態度なのだろう。

ロボットの機能。
まず第一に人間の役に立つこと。
ただ、もう一歩進めると、人間とは何かを問いかけること。
それもロボットの機能のひとつ。

そんなことを思い出すゲームでした。






【PS4】Detroit: Become Human Value Selection

【PS4】Detroit: Become Human Value Selection

  • 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
  • メディア: Video Game



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